イベント報告 【外国人のための防災教室】

 令和元年11月19日(火)、八戸広域消防本部とNPO法人みちのく国際日本語教育センター(MIJEC)との共催で、八戸市津波防災センターにおいて『外国人のための防災教室』を開催しました。
 日本語教室の生徒さんや市内の外国語指導助手(ALT)、八戸圏域の企業の技能実習生など、合わせて97名の方が参加し、「非常持ち出し袋の展示」「非常食の試食」「防災講座」「防災ゲーム」などを行いました。防災講座では、英語・中国語・ベトナム語で通訳しました。

【非常持ち出し袋の展示】
災害に備えるために、非常持ち出し袋には何を入れたらよいか、中身を一つひとつ確認しました。初めてみる防災グッズに参加者は興味津々。使い方を質問している人もいました。
非常持出袋3非常持出袋展示1非常持出袋展示2 

【非常食を食べてみよう】
ミドリ安全青森株式会社様から提供して頂いた非常食を試食しました。非常食には、フリーズドライのご飯やパスタのように「お湯や水を使うもの」と、ハンバーグやケチャップライス、パンなど「そのまま食べられるもの」があります。どちらも美味しいと参加者に好評でした。
非常食2非常食1

【防災講座】
八戸市防災危機管理課職員で消防士でもある大島寛史さんと八戸消防本部の方々を講師に迎え、自然災害である地震・津波・火事の恐ろしさと、自分の命を守る方法を教えてもらいました。空気消火器を使った初期消火体験ではファイヤーマンが登場!全員で「火事だー!」と大声で叫ぶ練習をしました。
防災講座1防災講座2防災講座3防災講座3

【新聞紙で簡易スリッパ作り】
防災講座の後半には、新聞紙を使った簡易スリッパ作りをしました。新聞紙2枚で1足分が作れます。完成後は実際に履き心地を試す人もいました。
スリッパ作り1スリッパ作り2スリッパ作り3

【防災ゲーム】
防災講座の内容に沿った問題で○×クイズをしました。個人の勝ち残り戦で、正解者には非常食のプレゼント!途中、大島さんの年齢当てクイズなど難問もありましたが、楽しく防災の知識を深めることができました。
マルバツゲーム1マルバツゲーム2

 

言葉や文化の違う場所で、災害に遭うのはとても不安なことです。
私たち日本人も、近くに外国人の方が住んでいるのを見かけたら、普段から声をかけ、いざという時にも助け合える関係を築いておきましょう。
外国人のみなさんも自分の命は自分で守れるよう、防災教室で学んだことを忘れないようにしましょう。

大島さん、八戸消防本部の皆さん、MIJECの先生方、そして参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

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