<イベント報告> サウスカロライナの名物“ローカントリー料理”を作ろう!(H29.1.26開催)

料理作りを通じて異文化に触れるイベント「サウスカロライナの名物”ローカントリー料理”を作ろう!」を開催しました。

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今回の講師は、米国サウスカロライナ州出身の八戸市国際交流員マシュー・ボラ先生。作るメニューは彼のソウルフードということもあり、熱が入ります!

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今回作るのは、サウスカロライナ南部に伝わる郷土料理「ローカントリー料理」のうち、①シュリンプ&グリッツ②フライドオクラ③ピーカンパイの3品です。3品も作るのに材料がこれだけで済むなんて、ちょっとお得ですね。

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イベント参加者は全部で19人。イベント概要説明の様子。

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マシュー先生による料理方法の説明の様子。各工程ごとに皆さんに集まってもらいました。初めて作る料理でも分かりやすいですね。皆さん、とても真剣に聞いていました。

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調理の様子。それぞれ役割を分担しながらてきぱきと行っていました。
マシュー先生も随時、各テーブルを回り、様子を見ながらアドバイスしていました。皆さんも分からないことは積極的にマシュー先生に聞いていたので、スムーズにできていました。

IMG_7667本日のメニュー完成!
左) シュリンプ&グリッツ、  中央) フライドオクラ、 右) ピーカンパイ

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いよいよ食事開始!シュリンプ&グリッツはガーリックがよく効いていて、見た目はもったりしていますが、滑らかな食感がとても新鮮でした。また、上にかかったスパイシーなソースとよくマッチして、どのテーブルからも「おいしい!」という声が聞こえました。

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料理を食べ終わったら、マシュー先生による文化紹介です。

サウスカロライナについて、自然、歴史、文化の3つの観点から詳しく説明してくれました。
「サウスカロライナ・ローカントリー」とはサウスカロライナ州の沿岸地域を表す言葉であり、「ローカントリー」とは標高の低い地方という意味で、平らで湿地帯が多く広がっています。

ローカントリー料理には様々な歴史的背景が絡んでいるとのこと。今回作った「シュリンプ&グリッツ」の「グリッツ」は、乾燥させたとうもろこしを挽いてふるいにかけ、残った粉のことです。もともとグリッツはアメリカ先住民の食べ物ですが、植民地時代に入植したヨーロッパ人もとうもろこしを栽培し、食べ始めたそうです。最初は、奴隷や貧乏な農家の食べ物と考えられていましたが、時間が経つにつれて、身分に関係なく、どんどん食べられていったそうです。
また、えびもローカントリーの海でよく釣られる海産物です。
そして、ソースに使うスパイスは、フランスやスペインとの国際貿易によりもたらされたものです。まさに、「シュリンプ&グリッツ」は、アメリカの南部を象徴する食べ物であることがわかります。

今回のメニューにはありませんでしたが、私たちが主食とする米もよく食べられているんだそうです!17世紀後半に輸入され始めた米は、貴重で高く売れる農作物で、ローカントリーの沼地は米作りに適していました。そのため、米の栽培技術を持っていた西アフリカからの大量の奴隷たちにより、プランテーションで栽培されたのです。これを聞いた参加者の方からは驚きの声が上がり、興味深い様子で聞いていました。

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質問タイムでは、現在のローカントリー地方での人種の割合(白人と黒人)についてなどの質問がありました。以前は黒人が多かったけれど、今は同じくらいなんだそうです。
   
今回のイベントが、多文化や多様性に目を向けるためのきっかけとなればうれしいですね。

異文化理解イベント「サウスカロライナの名物“ローカントリー料理”を作ろう!」に参加していただき、ありがとうございました!